20歳で突然アレルギー発症して命を落としかけた話。原因はまさかの◯◯!?

生活
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こんにちは、みほです( ´ ▽ ` )

今回は私が体験したアナフィラキシーショックについてお話ししていきます!

私は昔から健康体で、アレルギーとは無縁の人生を送っていました。

しかし、20歳を迎えた1ヶ月後、突如アレルギーを発症し、なんとアナフィラキシーショックを起こして危うく命を落とすところでした( ゚д゚)

私と同じような体験をしてしまう方が減るよう、記事にまとめました!

ぜひ最後までご覧ください^^

アナフィラキシーショックとは?


そもそもアナフィラキシーショックってなんなの?という方に、アナフィラキシーショックについて簡単にご説明しようと思います!

アナフィラキシーショックとは、体内にアレルギー物質が入ると、全身に蕁麻疹が出たり、唇や舌が腫れたり、ひどいときは呼吸困難や酸素が行き届かなくなってしまったりします。

最悪死に至るとても危険な症状です。

アナフィラキシーショックは、アレルギーを取り込んでから数時間と急速に症状が表れてしまいます。

原因とされるアレルギーは人によって様々ですが、私は食物アレルギーで発症しました´д` ;

アナフィラキシーショックについてより詳しく知りたい方はこちらのHPをご覧ください!

アレルギーに無縁だった筆者が食物アナフィラキシーショックになった話

エピソード①:20歳までの筆者


冒頭でもお伝えしたように、私は20歳までアレルギーとは全く無縁の存在でした。

好き嫌いは多かったですが、何を食べても何の症状も出ませんでしたし、20歳になるまで「アレルギーって何?」ぐらいでしたね(⌒-⌒; )

保育大学に通ってからは、子どものアレルギーについて勉強を始めたおかげで、アレルギーの恐ろしさについて知りました。

しかしそれでも、あくまで自分は「対応する側」の視点で、まさか自分が「対応される側」になるなんて、思ってもみませんでした…。

エピソード②:アナフィラキシー発症前の筆者

◯◯が夕食に出た夜、初めて症状発症


20歳になってすぐの頃、いつも通り家族と夕食を食べていました。

その日の夕食はご飯・味噌汁・ブリのテリヤキ…だった気がします。

いつも通り完食し、テレビを見て、お風呂に入って、さあ寝るかと布団に潜った時でした。

「…あれ、なんかめちゃくちゃ気持ち悪い!?」

体験したことのない吐き気に、トイレに駆け込みます。しかし頑張っても吐けず、でも吐き気は消えず。次第に胃痛も出てきました。

1〜2時間、激しい吐き気と胃痛と闘い、ようやく症状が落ち着き、疲れた私は寝ることにしました。

「なんか変なものでも食べたかなぁ?胃腸炎かな?」とそんなことを考えていました。

しかし翌日、何事もなかったかのように健康だったので、私は症状のことを深く考えずに生活を送りました(⌒-⌒; )

また◯◯が夕食にでた夜、2回目の症状発症


後日、また症状が出ました。

その日の夕食はうどん・サラダ・ブリのしゃぶしゃぶだった気がします。

夕食の数時間後、また前回同様の激しい吐き気と胃痛が襲ってきました(T . T)

「どうして!?また何かにあたったのかな?」

また1〜2時間経つと吐き気は治りましたが、胃痛は何日か続きました。

不安になった私は、いつも通っている消化器専門内科のクリニックに行くことに!

先生に事情を話した後、驚きの事実を突きつけられます。

筆者がアレルギー!?その原因の食物とは…


もう皆さんお気づきのことかと思いますが、

「みほさん、あなたはもしかしたら”ブリアレルギー”かもしれません」

「ブ、ブリ!?」

そう、私はブリアレルギーだったのです。

けれど、幼い頃からブリを食べていたし、他の魚ではこんな症状は出たことありません。

しかし謎の吐き気症状も、ずっと続いている胃痛もアレルギーが原因かもしれないとのこと。

先生の教えに従って、その日からブリを避ける生活が始まりました。

アピソード③:アナフィラキシー発症当日

12:00|筆者、ブリなしの海鮮丼を食べる


ここからは、アレルギー源を取り入れてからどのぐらいで危険な状態に至ったかを、時間と共にお伝えしていきたいと思います!

私がアナフィラキシーショックを発症してしまったのは20歳になった1ヶ月後、兄弟と出かけていたある日のことでした。

ブリを避ける生活始めてから、上記のような吐き気・胃痛に悩まされることもなくなっていました!

それで安心しきってしまっていたんですよね( ̄▽ ̄;)

兄弟とランチで入った定食屋さんは、魚のメニューが多いお店でした。

念のため店員さんに、その日ブリが入っていないことを確認し、いないとのことだったので、私は海鮮丼を頼むことに!

お寿司や海鮮丼が大好きな私は、兄弟と美味しい美味しい言いながら、丼をもりもりと食べて進めました。

これから数時間後に、命が脅かされるとも知らずに…(⌒-⌒; )

14:00|筆者、体に蕁麻疹が出始める


兄弟と用事を済ませ、カフェでお茶をしていた時でした。

急に腕が痒くなったのです。

なんだ?と思い腕を見てみると、小さなポツポツが数カ所できていました。

兄弟に見せると「それ蕁麻疹じゃない!?」と言われます。

ブリ食べてないのに!?と焦った私は、急いで先ほど訪れた飲食店に問い合わせました。すると…

「ブリは仕入れていませんし海鮮丼には入っていませんが、刺身でワラサは提供していますよ」

「ワラサ?」

電話を切りワラサを調べてみると、なんとブリよりサイズの小さい種類のことを”ワラサ”というんだそう…

魚の知識ゼロだった私は、ブリが出世魚だったということを知らなかったのです(T . T)

つまり、私はアレルギー源を食べなくても、アレルギー源と同じまな板で症状が出てしまうということが発覚しました。

これはお店でなく完全に私のミスでしたね…

15:00|アレルギー症状加速!全身の蕁麻疹と息苦しさが


その後みるみるうちに蕁麻疹が体中に出始め、急いで帰宅することにしました。

幸い出先は自宅から近かったため、すぐに帰ることができました!

しかし帰宅途中、どんどん症状が悪化していき、息を吸っても剃っても苦しい状態に。

やっとこさ家について鏡を見たら、全身も顔もすべて腫れ上がっていました。

けれど自分がどれだけ酷い状態かわからなかった私は、とりあえず寝ることにして親の帰宅を待つことに(´・ω・`)

この時救急車を呼んでいれば、より症状が悪化することはなかったなぁと思います( ̄▽ ̄;)

18:00|親帰宅!けれどなぜか寝て治すことに!笑


親が帰宅し私の顔を見るとびっくり仰天。笑

症状がさらに悪化していた私は、爪が紫色(チアノーゼ)という酸素が行き渡っていない状態になっていて、かつ恐らく胃も腫れていて非常に苦しい状態でした。

たしかほとんど喋れていなかったような…

しかし、呑気な私の親は「寝てれば治るんじゃない?」となぜかそのまま私を寝かせます( ゚д゚)笑

もう苦しくて仕方なかった私は、親のいう通り寝むることにしました( ̄▽ ̄;)

19:00|放置しすぎて最悪な状態に!意識失い救急搬送


※意識を失ったため、ここからは家族に聞いた話になります。

リビングで寝ていた私は、家族がテレビを見ていると急に「吐く!」と言って立ち上がったそうです。

私の家には1・2階にトイレがあるのですが、タイミング悪く誰かが1階のトイレを使用していたため、私は2階のトイレに向かおうとしていました。

しかし、階段を登ろうとした瞬間崩れ落ちたそうです(^^;;

一部始終を見ていた母がすぐに私に駆け寄り声をかけるもすでに意識はなく、そこでようやく救急車が呼ばれました。

救急搬送され、点滴で治療を受けたそうです。

看護師さん曰く、腫れ上がりすぎたせいで全然血管が見えないと大変だったようで…(つД`)

私が意識を取り戻したとき、見知らぬ天井が目に入って「あぁ運ばれたのか」とすぐ理解しました。

腫れも胃の圧迫感も呼吸困難もなくなり、先生曰く「皮膚だけじゃなく喉も胃も晴れていて、危険な状態だった。」と言われました。

おまけに「これ次ブリ食べたら死ぬね」と衝撃のセリフもいただきました(⌒-⌒; )

母親は安堵と罪悪感で泣いていましたが、私は自分で何が起こったかわかっていなかったので、とにかく死ななくてよかったなと思います…(´・ω・`)

エピソード④:アナフィラキシーショックを発症してからの筆者

アレルギー源の検査を行った


恐らく確実ですが、念のためブリがアレルギー源なのか?赤身魚全般がアレルギー源なのか?を検査するため、専門の病院へ行くことにしました。

血液検査だけでなく、皮膚にアレルギー源の液?などをつけて行うパッチテストも行い、アレルギーを調べます。

結果、私はブリとブリの出世魚のみがアレルギーだったということが判明しました!( ゚д゚)

赤身魚がもつよくアレルギーとして言われている成分はアレルギーではなく、本当にブリだけ。

先生も「正直初めて出会いました」と驚いていました(⌒-⌒; )

私も驚きが止まりません。

アレルギーに対して行った治療


現在、私の年齢でできるアレルギー治療はないそうです(T . T)

先生が言うには、アレルギーは幼少期の頃にどれだけ免疫を付けられるかで決まるんだそう。

私は他に卵・エビ・イカ・いわしのアレルギーが発覚したのですが、どれも幼少期に定期的に摂取していたので、免疫がつきブリのようにならなかったみたいです。

ただ、私は幼い頃ブリを食べていました。

それでも発症したということは、他の食物よりアレルギーの対抗が作られず、気づかぬうちにキャパオーバーしてしまい、今回発症に至ったようです。

先生はコップに例えて説明してくれたのですが、コップに水を入れ続けるといつか溢れてしまう、アレルギーもそれと一緒…とのことでした。わかりやすい( ´ ▽ ` )

ですので、私にできることはアレルギーをとにかく避けて生活することだけのようです(^_^;)

アレルギー源のブリを避けての生活


あの日以来、私はかなり気をつけて生活を送っています。

大好きだった回転寿司には行かなくなり、外食先でブリがあったら魚系は一切食べないようにしています。お店を変えることもあります。

あとはスーパーで捌かれた魚も買えなくなりましたね。ブリも一緒に陳列されているので(T . T)

魚が大好きで、毎週回転寿司に行っていたぐらいなので、正直辛いときもあります。

けれど、アレルギーのおかげで”釣り”という新しい趣味もできました(*^_^*)

釣った魚であれば安心して食べることができるからです!

それに、保育士時代はアレルギーの子どもに対して同じ目線で接することができましたし、誰よりもアレルギーの怖さを理解できていました。

おかげで、アレルギー児の親御さんには「先生でよかった」と言ってもらえました^^♪

ブリアレルギーを発症した筆者が思うこと


上記のように、アレルギーを発症したせいで、避けなければならないことや制約が多くなり、生き辛くなったこともあります。

友達や家族、恋人に気を遣わせてしまうし、神経質にもなったので´д` ;

けれど、新しい趣味や同じくアレルギーを持つ人への理解が深まったのは、アレルギーを発症したからこそ得られた経験だと思います!

マイナスなことも増えたけれど、同じぐらいプラスなことも多くなりました^^

ブリアレルギーを発症した筆者が伝えたいこと


アレルギーは本当に恐ろしいものです。特にアナフィラキシーショックになってしまうと、あっという間に症状が悪化し、命を落とす危険性も高まります。

そしてアレルギーを持つ人は、周囲の協力がなければ本当に生き辛くなってしまいます。

ですから、周りにアレルギー持つ人がいる方にお願いがあります。

アレルギー症状の発症が見られた場合は、すぐに救急車を呼んであげてください。私のように対応が遅れてしまうと、本当に危険です。

そして協力してあげてください。その人とご飯に行く際は、一緒にメニューを見ながら決めてあげてください。

また、アレルギーを持っている方は、自分のアレルギーや発症してしまった場合の症状と緊急連絡先を周囲に伝えておくと良いですよ^^

食物アレルギーに負けず、楽しい生活が送れるよう一緒に頑張っていきましょう♪

最後までご覧いただきありがとうございました!
それでは(^^)/~~~

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